Drop's・中野ミホ、敬愛する4人のボーカリストを語る「キャロル・キングの持つ包容力が出せたら」

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小田満美子(Ba)

「自分たちのロックンロールは大事に作っています」

——今回のDrop'sの作品に話を戻すと、歌詞の言葉をほとんど一発で聞き取れるんですよね。中野さんご自身も、言葉を明瞭に伝えるというのは意識していることですか?

中野:そうですね。やっぱり言葉はちゃんと聞こえないと嫌だなと思うので、そこは気をつけています。

——中野さんはボーカリストであり、ある意味、詩人でもあると思うのですが、今後、書き手として「こういう風景を描いていきたい」「こんな歌を届けたい」というのはありますか?

中野:特に今、私たちは曲の幅が広くなってきているし、いろんな内容の歌があっていいと思うんですけど、聞く人が風景が思い浮かべたり、生活のなかで聞いて、ふといい気分になれたり、一行でも「あ、これわかるな」とか「いま見ている風景に合ってるな」とか、そういうことを感じてもらえたらなと。あとは、自分が全然違う世界を見ることができたら、それを提示できる詞を書きたいと思います。今も札幌に住んでいるんですけど、東京は全然違いますし、でも面白いと思うことはたくさんあるし、それも含めて見たものとか、気持ちをこまかく記録して、歌詞にして残したいなと思いますね。

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石橋わか乃(Key)

——今回お話を聞いていて、中野さんにとって歌詞と歌は非常に切り離せないところがあるのかなと思いました。今、曲はどんどん書いている状態ですか?

中野:はい。今アルバムを作っているので、レコーディングしたり、曲も書いてますね。歌詞もあとちょっとですね。

——今作のEP『未来』はある意味アルバムのヒントになると言っていいのでしょうか?

中野:うーん。あんまりヒントにならないかもしれないです(笑)。楽曲も結構幅広くて、だけど自分たちのロックンロールは大事に作っていますね。

(取材=神谷弘一/構成=高木智史)

■リリース情報
『未来』
発売:2015年4月22日
KICM-1589 ¥1,018(税抜)
STANDING THERE, ROCKS / KING RECORDS
《収録曲》
M1「未来」・M2「恋は春⾊色」・M3「Purple My Ghost」・M4「Youʼve Got A Friend」 全4曲収録
※2015年 夏、メジャー3作目となるフルアルバムのリリースが決定

Dropʼs OFFICIAL SITE:http://drops-official.com
Dropʼs Channel:https://www.youtube.com/user/dropschannel

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