アップアップガールズ(仮)× lyrical schoolのコラボライブが示した、T-Palette Recordsの充実

 この日、オープニングアクトを務めたアイドルネッサンスが最後の一曲「17才」を歌った後の客席からの鳴り止まない拍手や、アンコールでの「アプガ!リリスク!アプガ!リリスク!」のコールなど、お客さんの温かさも含めて、T-Palette Recordsが積み上げてきたものの一つの結実と言えるライブになったのではないだろうか。

 アンコール後のMCで関根が言ったように、このライブの「Vol.2」開催も期待したいし、アイドルネッサンスを交えた3マンなども期待してみたい。こうした相思相愛のアイドル同士のコラボライブは、ファンとしても心温まる思いで楽しめるもの、そういう意味では、リリスクとのコラボで最も見てみたいのは、レーベルの壁を超えて、大部が最も愛する武藤彩未とのコラボかもしれない。ツイッター上では、武藤が困惑するほどの熱いラブコールを送り続けている大部。もしも、そんなライブが実現したら彼女はどうなってしまうのか。ぜひとも、見てみたいものである。

■岡田康宏
編集者、ライター、カメラマン、評論家、コラムニスト、WEBプロデューサ。得意分野はサッカーとアイドル。著書・共著に『アイドルのいる暮らし』『サッカー馬鹿につける薬』『グループアイドル進化論』など。Twitter:@supportista

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