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香月孝史が"11th選抜”を分析

乃木坂46、“選抜とアンダーの壁”が再び焦点に グループを次のステージに引き上げるメンバーは?

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 生田絵梨花をセンターに迎えて注目度も高かった10thシングル『何度目の青空か?』発表、そして三年間の集大成としての1stアルバム『透明な色』リリースを経て、乃木坂46にとって新たなスタートとなる11thシングル(3月18日発売)の選抜メンバー発表が行われた。グループ全体の知名度が上昇し、グループ内の立場にかかわらずメンバーの活躍の場が多様になってきたことで、シングル曲の「選抜メンバー」の持つ意味もこの一年、それ以前とは変化しつつある。そのため、選抜されるメンバーの布陣も事前には読みづらく、またセンターであること/選抜であること/アンダーであることがそれぞれどのような意義を持っていくのかということもまた同様に予測が困難だった。この状況はもちろん、グループの認知度の獲得や、テレビ・雑誌等マスメディアでのメンバー個々人の活動、そしてライブの増加など多方面に充実したアウトプットを残すことのできた昨年の活動がもたらしたものである。

 11thシングルのセンターポジションに、8th、9thでセンターを務めていた西野七瀬が返り咲いたことは、彼女の昨年一年間の成長を強く物語るものだ。2014年春に初のセンターに就いて以降、乃木坂46の顔として着実に存在感を増し、引っ込み思案に見える言動とは裏腹に、8月末の全国ツアー最終公演ではすでに他のどのセンター経験者とも遜色ない力強さを手にしていた。生田のセンターによる10thシングル『何度目の青空か?』で年を締めくくったとはいえ、ライブの規模が急速に拡大した2014年の乃木坂46の中心は西野だったと言っていい。握手会等でのファンからの支持も強い西野が再びセンターに推され、アルバム発表後の新たな区切りをスタートさせることには納得度も高い。センターに選ばれた直後の控えめな発言は、いまだ初センターの頃と変わらぬ彼女のキャラクターを思わせるが、一年前とは大きく違う実績を手にした今、かけられる期待はさらに大きなものになる。

 また、福神の常連でありそれぞれのソロ活動も多岐に広がっている生田や生駒里奈、白石麻衣らセンター経験者、また橋本奈々未や松井玲奈などの中核メンバーも、「センターではない」ことが彼女たちの後退を意味するものではなくなっている。彼女たち選抜の中心メンバーは誰がセンターに立ってもおかしくない安定感を見せ、それぞれにグループの広報役を担っている。センターを競うメンバーが多数存在するようになったことで、選抜メンバーの層はかつてなく厚いものになっているといえるだろう。そうした盤石のフロントメンバーが居並ぶ中で、昨年のアンダーライブを契機に勢いを増してきたアンダーメンバーたちの存在も見逃せない。選抜メンバーの枠が18人に拡大したことには、そうしたアンダーの躍進を選抜に反映させる意図もあったはずだ。今回選抜復帰を果たした伊藤万理華や齋藤飛鳥は、2014年のアンダーの活躍を象徴するメンバーでもあった。

     
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