超特急が語る、“非アイドル”としての戦略と展望「エンターテインメント感は誰にも負けてない」

「歌って踊るグループのステージを見て、これはヤバいって思った」(タクヤ)

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タクヤ。

ーー結成3年目となりますが、グループが結束したのはいつ頃ですか。

タクヤ:意外と最近だったりします。僕たちの大きな変化といえば、8月のリーダー交代で。元々ユーキがリーダーだったんですけど、リョウガになったんです。そのきっかけは、初めてフェスに出させていただいたことだと思っています。今までは、フリーライブをはじめ、僕たちだけでライブをさせていただく機会が多かったんですが、7月に新木場スタジオコーストで『だんぜん!!FES』ってイベントに出演したときに、Da-iCEさんなど、歌って踊るグループのステージを見て、これはヤバいって思ったんです。僕たちはこのままじゃダメだって痛感して、いろいろみんなで話し合った結果、リーダーを交代して違う視点から考えてみようって。そこからいろいろ変わっていきました。

カイ:ほんと、ここ2ヶ月くらいなんですよ(笑)。

ーーつい最近ですね(笑)。外を見ることで、自分たちを見れますよね。

カイ:そこで意識が磨かれました。あと、来年1月にはユーキも二十歳になるし、メンバーの7人中5人が成人して、末っ子のタカシも高校卒業なんです。社会人としてこれまでと状況が変わると思うし、7人で結束して自分たちの主体性を持って、もっともっと超特急をよりよい方向に自分たちで持っていかないとダメだなって話し合ったんです。

ーーまさに超特急がいい方向に向かうタイミングで、ファーストアルバム『RING』のリリースとなったわけですね。アルバムに対して、どんな思いを持っていますか。

ユーキ:これまで超特急は、なんにでもバケけてきたわけですが、新曲が半分以上あって、明るい曲もあれば、しっとりとしたバラードもあるし、超特急の全てのバケ、総バケが詰まったアルバムになってます。8号車のみなさんとともに、ここで超特急を世に知らしめたいって強い気持ちも込められてて。『RING』ということでテーマは輪なんですけど、その輪をみんなでどんどん広げていくぞって思いがあります。今まではカツラ被ったりしたんですけど(笑)、今回は違うよね。

カイ:今までのシングルではコンセプチャルな感じがあったけど、『RING』はジャケットも普通にカッコいいじゃないですか。カッコよさもあるし、超特急らしくダサくて抜けてるところも見せられるアルバムになったと思います。

ユーキ:リード曲の「Gravitation」は、振りがめちゃくちゃカッコいいんです。でもMVの中では面白さもあって、今までの超特急らしさが残ってます。3年目の進化した状態で、超特急として初心に戻りましたって感じがあるんですよ。

ーー今まで変化球できてたけど、ここに来て真っすぐで勝負に来たって印象もありますね。

カイ:そうなんです。3年間いろんなのを経験したからこそ、カッコいいのが活きるみたいな。

ユースケ:でも、自由席盤は、表ジャケはカッコいいんですけど、裏ジャケ見ると白目なんです(笑)。そこも非アイドルとしての軸だなって(笑)。

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