宇多田カバーアルバム、収録曲発表! 参加の井上陽水、椎名林檎、岡村靖幸、浜崎あゆみらがコメント

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『宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13の解釈について-』(ユニバーサルミュージック)

 宇多田ヒカルのデビュー15周年を記念して発売される、著名アーティストによるカバー・アルバム『宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13の解釈について-』の収録内容が明らかになった。

 本アルバムは、自らがソングライターとして第一線で活躍しているアーティストに限定し、宇多田ヒカルの楽曲を自由に表現するというコンセプトのもとに制作。事前に発表された参加アーティストには、浜崎あゆみや椎名林檎といった彼女と同時期にデビューしたミュージシャンや、井上陽水、吉井和哉などの先輩ミュージシャン、そしてtofubeatsといった若手が名を連ねていた。

 今回発表された参加アーティストと曲目、アーティストからのコメントは以下となる。

1. 井上陽水「SAKURAドロップス」(11thシングル表題曲/2002年5月9日リリース)

井上陽水からのコメント

宇多田ヒカル、
彼女の「せつなさ」はいったい
どうしたことなんだろう。
詩から、メロディーから、歌から、
届いてくる、あの「せつなさ」の
魅力に多くの人たちが
魅了されている。
彼女の、その感情の提出は
日本人にとって
残酷なほど
一等のエンタテイメントに
なっているに違いない。

井上陽水

2.椎名林檎「Letters」(11thシングルカップリング曲/2002年5月9日リリース)

椎名林檎からのコメント

 丁寧に重ねられた宇多田ヒカルのハーモニーは日本が誇る絹織物のよう。中でもその特徴が大きな魅力となっているナンバーを、敢えて選曲しました。そして、そのような彼女の技を、敢えて取り払うことへ、勇気をもって挑戦しました。彼女の書いてきたものは、土台だけにしてしまっても・・つまり詞曲だけの状態にしたとしても、気高く美しいから。案の定、ただひたすらその事実を証明させられるプログラムになりました。

 当時彼女が、録り終えたばかりの「Letters」を、文化村スタジオの卓から直接聴かせてくれました。わたしはすぐに「もう一回聴かせて」と、せがんだものです。これからなんど聴いたとしても、そう感じることになると予感していましたし、見事的中してもいます。

 つまり、わたしは彼女のオリジナルテイクがだいすきなのです。だから、ほんとうはこんなこと、やりたくなかったのです。しかし、この銘曲を生み出してくれた彼女の偉業へ、精一杯の敬意を込めて取り組みました。彼女への愛を共有してくださるかただけに、こっそりご試聴いただきたいと思っております。

椎名林檎

3.岡村靖幸「Automatic」(1stシングル/1998年12月9日リリース)

岡村靖幸からのコメント

名曲にトライ出来て、楽しかったです。
気に入ってくれると、いいな。

4.浜崎あゆみ「Movin’ on without you」(2ndシングル/1999年2月17日リリース)

浜崎あゆみからのコメント

今回のこのオファーを頂いた際、素直に『ヒカルちゃんの曲を歌ってみたい!』とワクワクした自分が居たので快諾させて頂きました。

選曲については、私的にヒカルちゃんとのリリースタイミングが近かったり等の理由で当時よく耳にしていた、思い出のある「Movin' on without you」をチョイスさせて頂きました。今でもこの曲を聴くと、あの頃の日々が鮮明に蘇ります。

更にアレンジを最近一緒に音を創っているRedOneチームと共にリアレンジして、原曲とはまた違った側面と魅力がプラスされたテイストになっていると思いますので、ヒカルちゃんはもちろんのこと、多くの人に楽しんでもらえるとうれしいです。

浜崎あゆみ

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