キスマイ玉森裕太、サラリーマン役の初出演映画で新境地へ フラットな表現スタンスの長所とは

 また、初の映画主演作については、次のような期待を寄せるという。

「これまで玉森さんはバンドマンや歌舞伎役者、タイムスリップしたシェフなど、比較的変わった立ち位置の人物を演じることが多かったです。一般の人とは距離のある役柄を自然に演じられたのは、彼だからともいえるでしょう。しかし今回は、ごく普通のサラリーマン役となっています。役者としてフラットなタイプの彼が、普通の人を演じるとどうなるのか、実に興味深いですね。また、ファンにとっては彼がスーツを着て働くシーンなども期待できるところではないでしょうか。たとえば電話を受けたり、パソコンを使ったりという日常的な動作は、(もしも玉森さんが同じ職場にいたら……)という妄想を膨らませやすく、萌えるポイントになると思います。普通の役柄だからこそ、玉森さんにとっては新境地となるはずで、それによって表現の幅を広げた彼が、グループになにを還元していくのかも注目したいところです」

 『レインツリーの国』は恋愛映画ということもあり、多くの玉森ファンにとって嬉しいシーンの多い作品となりそうだ。また、映画やテレビドラマで培った表現が、Kis-My-Ft2のパフォーマンスでも活かされることを期待したい。

(文=松下博夫)

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