ゲスの極み乙女。がフリーワンマンライブで見せた表現の強さ 新曲群がもたらした“緩急”とは

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 ゲスの極み乙女。が10月28日、オープンしたばかりの東京・豊洲PITにてフリーライブ『uP!!! NEXT VOL.9~ゲスはすごいよ~』を行った。同ライブは、ぴあとKDDI(au)が手がける直感エンタメサイト「uP!!!」と、バンドがコラボレーションして行ったもの。抽選による完全招待制で行われ、約25,000通の応募者の中から、抽選で約3,000名が選ばれた。

 ライブは「パラレルスペック」「キラーボール」という彼らの代表曲からスタート。ちゃんMARIがキーボードで軽やかなメロディを弾き出すと、登場前からすでにハイテンションだった観客たちは一斉に踊りだした。その後は最新アルバム『魅力がすごいよ』からの楽曲が続く。バンドの初期段階からあった楽曲に再度手を加えたという「星降る夜に花束を」は、川谷絵音によるラップパートが際立つ楽曲。これまでに彼らのレパートリーにはなかったインスト楽曲で、アルバムの裏テーマである“クラシック”を如実に表した「列車クラシックさん」では、ちゃんMARIによるラベルの「水の戯れ」をモチーフにした叙情的なキーボードと、ほないこかのクールなドラムプレイにより、バンドの新たな一面を印象づけた。

 軽くMCを挟み、ドラマ向けの書き下ろし楽曲としてお馴染みの「猟奇的なキスを私にして」と、川谷の高速カッティングやハードロック調の展開とそれに反するキャッチーなサビが特徴的な「アソビ」と、最新シングルからの楽曲が続いた。

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