星野源が“大人の生き方”を語る「いまだに女の子の尻を追っかけている」

 星野はユースケの話を受けて「(自分も)高校の時に同じような状態になっている。学校に行けなくなって、家を出れなくなって。俺の場合は、思考の紐があるとしたら、固結びしすぎて、20代でそれを1つずつ外す作業をしていた。『今、自分の考えていることは何だ』とか『やりたいことは何だ』っていうのがわからないから、何年もかけて認識していった」と、同じ経験を高校生のときから体験していたことを明かし、「それが終わって『やるぞー!』ってなってたら、今度はクモ膜下出血で倒れて(笑)。でも、そのおかげで大人になったんですよ。今までイライラしてたこともなくなって。ごちゃごちゃしてたものがスッキリした」と、闘病生活によって生き方が変わったと語った。

 いとうが「ハマ君はそういうことがあるかないかわからないけど、年上の連中と付き合ってると『疑似体験』ができて、自分の幅が広がる。だから、好きなように、大人に絡んでいきなさい」と、人生についてのアドバイスを贈った。

 星野は、闘病生活について「倒れて死にかけた時に、体が『生きよう』として動いている時は辛くて痛かったから、『生きることは辛いことなんだ』と思うようになった。人間が寿命で死ぬことはご褒美で、一生懸命生きて『おつかれ!』って死んでいくんじゃないかって。俺はゴールを一回見ちゃったからそう思えるのかも」と、生死に対する考え方を披露し、他の3人を納得させた。

 最後に、番組から2人にとって「大人とは?」という質問が投げられた。ハマは「大人とはカッコいい子供」と答え、その理由として「つまんねえ大人って思われたくない。全部に楽しく順応できる人でいたい」と、様々な人間と関わっていくことを望んでいると語った。

 続いて、星野は「オトナとはエロである」と回答。星野はその理由について「自分は性の目覚めが早くて。小学校低学年の時にたまたまテレビを付けたら『ギルガメッシュナイト』の1回目がやっていて、大人になったら歯ブラシ舐めたりできるんだって思った(笑)。だから、いまだに女の子の尻を追っかけている」と、性への憧れがそのまま大人への憧れになっていたことを明かし、番組は終了した。

(文=向原康太)

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