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海の向こうのファンの熱狂を収めた、ONE OK ROCKのドキュメンタリー映画が公開!

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20140510-oor03.jpg(C)2014『FOOL COOL ROCK!』製作委員会

 ONE OK ROCKが昨年行った初のヨーロッパ・ツアー、そしてそれに続くアジア・ツアーを収めたドキュメンタリー映画『FOOL COOL ROCK! ONE OK ROCK DOCUMENTARY FILM』が5月16日(金)から3週間限定で公開される。近年ではPerfumeやきゃりーぱみゅぱみゅなどポップ系のアクトが海外ツアーを成功させ、MAN WITH A MISSIONやSEKAI NO OWARIを筆頭に海外マーケットに戦略的に乗り出そうとしているバンドも増えてきているが、本作に収められたONE OK ROCKを取り巻く海外での状況、とりわけヨーロッパ各国におけるオーディエンスの熱狂ぶりは、日本の観客に大きな驚きをもたらすことだろう。

 監督を務めたのは、1990年に手がけたディー・ライトの「Groove Is In the Heart」のミュージックビデオで本国MTVアワードに日本人として初ノミネートされ、日本でも数々の大物ミュージシャンのミュージックビデオを手がけてきた中野裕之。『SF サムライ・フィクション』『RED SHADOW 赤影』『TAJOMARU』など数々の映画作品も手がけてきた中野監督の作風は、その凝った画作りや斬新な編集が特徴の一つだったが、本作ではワールドツアー11か国12公演の全行程のほぼ全曲を最前列で手持ちカメラによって撮影し、バンドの魅力と現在の勢いをありのまま観客に届けることに専念したという。

「過去のロックバンドのドキュメンタリーって、演奏シーンの一番いいところで突然誰かの語りが割り込んできたりするじゃないですか。昔からそういう作品をたくさん見てきて、ずっと『最低だな』って思ってきたんです。ライブのドキュメンタリーっていうのは、そこで起こっていた本当のことを伝えるだけでいいんですよ。そして、曲はできるだけちゃんとフルで収める。楽屋の様子も、そこで彼らに話しかけて言葉を引き出すとかじゃなくて、ただ彼らの横にいて、その姿を撮るだけでいいと思った。僕はこの作品をタイムカプセルみたいなものにしたかった。10年後、20年後にメンバーやファンがこの作品を見た時に、『よくこの瞬間のONE OK ROCKを撮っていてくれたな!』って思ってくれるような作品に」

 中野監督がそう語るように、本作『FOOL COOL ROCK! ONE OK ROCK DOCUMENTARY FILM』には、これまで日本のファンが見たことがなかった「海の向こうのONE OK ROCK」がそのままの姿で収められている。パリでは数千人規模のライブハウス(もちろん観客の大半は現地のファンだ)が即効でソールドアウトし、早々に追加公演が決定。会場にはチケットを持っているにもかかわらず前日から徹夜で多くのファンが押しかけ、演奏中は最初から最後までほぼ全員がTakaと一緒に歌う(もちろん日本語の歌詞も)。その歓待ぶりに最初は戸惑い、やがてその喜びをステージ上で爆発させるメンバー4人。

 海外における人気を積極的に日本国内のプロモーションとして利用するアーティストが多い中、ONE OK ROCKを取り巻く海の向こうの熱狂はこれまで日本にはあまり伝わってこなかった。それはきっと、彼らがまだ「ここ」はスタート地点だと自覚していて、この先、アメリカも視野に入れたさらなる大きなステージに立つことを確信しているからだろう。本作を観れば、それは決して向こう見ずな野心ではなく、彼らにとって現実的な目標であることがわかる。

(文=宇野維正)

■公開情報
2014年5月16日(金)~6月5日(木)3週間限定公開

映画オフィシャルページ

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