ハイレゾ対応のスマートフォン続々 高音質を手軽に楽しめるオススメ機種は?

 最近、音楽ファンやアーティストの間で”ハイレゾ音源”の注目度が上がっている。「High(高い) Resolution(解像度)な音源」の略語としてその呼び方が定着しつつあるが、ハイレゾ音源を再生するには96kHz/24bit以上の帯域をフォローできる音楽再生機器が必要となり、現段階では対応するデバイスが少ないため、その価格は一般的な機器よりも高価だ。

 そんな中、最近注目を集めているのが持ち運び可能な”ポータブル型”のデバイス。ハイエンドモデルとして登場したIriver「AK240」は、実勢価格26万円前後と少し手を出しにくい価格帯だが、ソニーはハイレゾ音質(96kHz/24bit)に対応したシリーズ「ウォークマン ZX1」を6.5万円前後で発売するなど、徐々にその種類・価格帯も幅広いものとなっている。では、まずはエントリーということで、一番気軽にハイレゾの音質を楽しめるデバイスは何なのだろうか? 音楽ガジェットにも詳しい当サイトレギュラー執筆者の北濱信哉氏に話を聞いたところ、昨年より続々と発売されている、ハイレゾ音源に対応したスマートフォン群を挙げた。

「基本的にはポータブルプレーヤーや自宅のコンポなどで聴くことが主とされているハイレゾ音源ですが、最近ではスマートフォン市場にも進出してきています。昨年発売されたサムスンの『GALAXY Note 3』、LGの『LG G2』『isai』、ソニーの『Xperia Z2』の4種は、買った状態から既にハイレゾ音源を再生できるプレイヤーがインストールされており、96kHz/24bit以上のビットレートにも対応しています。

 携帯電話はそうそう買い替えるものではないですが、キャリア毎にある分割払いのプランなどで購入すれば、他のオーディオ機器よりも安く購入することが可能です。現在はまだこの4種類だけですが、今夏~今秋の発売が噂されている『i Phone6』も、ハイレゾ音源に対応するのではないかという噂が流れていることから、今後、ハイレゾに対応したスマホが主流になっていくかもしれません」

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