みみめめMIMI、米津玄師、OSTER project…視覚と聴覚を刺激するアニメーションMVまとめ

　みみめめMIMIの新曲「SAY-YOU」が、シリーズ累計160万本以上を販売しているゲーム「アトリエ」シリーズの最新作である『シャリーのアトリエ～黄昏の海の錬金術士～』に“スペシャルイベントテーマ”として起用されることが決定した。彼女たちの楽曲はそのMVも含めて世界観を提示しているため、ゲーム表現と親和性の高いものになるのだろう。

　最近は個人で活動するアニメクリエイターも増加しており、以前よりもアニメPVの本数が増えている。そこで今回は、最近の作品群の中からみみめめMIMIの紹介も含め、秀逸なアニメーションMVとそのアーティストを紹介したい。

みみめめMIMI

　シンガーソングライターのユカとイラストレイターのちゃもーいのユニット。今まで一度も顔出しをしておらず、その正体はいまだ謎に包まれたままだ。現在放送中のTBS系アニメ『ブレイドアンドソウル』のオープニングテーマ「サヨナラ嘘ツキ」のプロデュースを田淵智也（UNISON SQUARE GARDEN）が手掛けていたり、TOKYO MXなどで放送されている『リスアニ！TV 3rd Season』の新オープニングテーマに決定した新曲「ミッディ」ではクラムボンのミトとタッグを組むなど、最近はロック色の強い楽曲にも挑戦している。6月22日（日）には赤坂BLITZで初のライブが予定されており、今後の動向に要注目な存在だ。MVではちゃもーいによる躍動的なイラストで自分たちの世界を表現し続けており、現在のロック路線と今後どのように融合していくのかが楽しみなところ。

米津玄師

　ボーカロイドプロデューサーの”ハチ”として数々の有名曲を発表後、本名名義で独自の歌世界を切り開きつつある米津玄師。昨年リリースされたシングル『サンタマリア』で、宅録スタイルからバンドサウンドに移行し、先日にはセカンドアルバム『YANKEE』をリリースした。同アルバムに収録されている「アイネクライネ」のMVは、手書きのイラストと淡く滲んだような色味が特徴的で、同曲の夢幻的なイメージを視覚的にも表現している。