乃木坂46生駒、『NOGIBINGO!2』最終回で号泣 AKB48兼任の本音明かす

 乃木坂46のメンバーが、3月29日(土)放送の『NOGIBINGO!2』で、最終回ならではの「本音」を語った。

 「the letter song」と題した今回の企画は、「お互い言いたくても言えなかった感謝の気持ちや、ゴメンナサイの気持ちを手紙と歌で伝える」というもの。

 最初は桜井玲香が若月佑美に対して思いを伝えた。お互いを「相方」と呼び、公私ともに仲の良い彼女たちが、お互いのことを分かりすぎるがゆえの悩みを告白。桜井が2期生との接し方に悩んでいる時も「その空気を察して、2期生に積極的に話しかけにいってくれた」と、感謝の気持ちを伝えた。そして、桜井が「一つだけ引っかかっていること」と前置きをし、2年前に起こったことについて語った。当時、若月が「アイドルは向いてないかもしれない」と悩んでいたときに、桜井はどうすればいいのかわからず、助けてあげられなかったという。桜井は当時について「一番辛いときに支えてあげられなくてごめんね」と若槻に謝罪し、「私だけには弱音を吐いていいんだよ」と語った。手紙の最後では、「乃木坂に入ってこんなに大切な子に出会えるなんて思っていませんでした。私と出会ってくれて、本当にありがとう!」と、感謝の言葉とともに、西野カナの「Best Friend」を歌い上げた。

 続いて衛藤美彩が、お互い地方出身で、最年長コンビでもある深川麻衣へ思いを伝えた。衛藤が「すべての思い出にまいまい(深川)がいます」と前置きし、「お姉ちゃんが居ない私にとって、本当のお姉ちゃんのような存在です」と語った。続けて衛藤が「みんなに優しいし、人の悪口も絶対に言わないし、きっと本音で何でも話せる仲にはならないんじゃないか」と、不安になっていたことを告白。しかし、8枚目シングルの選抜発表後、選抜に選ばれずに落ち込んでいた衛藤を励ましてくれたのは深川だったという。そんな深川に対し、衛藤は「私はまいまいに何かしてあげられてるかな?」と不安になっているようで、「みんなにとっては聖母でも、私の前ではたまにグチったって良いんだからね」と泣きながら語り、kiroroの「BestFriend」を歌った。

 3番目は松村沙友理。初期からフロントメンバーとして共にグループを支えてきた生駒里奈に向けて思いを語った。2次元コンテンツが好きで仲良くなった彼女たちだが、一度目のプリンシパル公演の際に喧嘩をしたという。「あのとき、全てに否定的だった」という松村に対し、本気でぶつかった生駒。松村はそれに対し「まともに受け取れなかった」と語り、「それ以来、本気で話せるようになった」と生駒に感謝した。また、生駒がAKB48と兼任になった際に「成長するために頑張る」と発言したことが、「乃木坂を捨てるんや」という風に思えて、一瞬がっかりしたことを告白。松村は「生駒ちゃんが乃木坂のこと大好きなのは分かってます。なのに、一瞬でも自分勝手だと思ってしまってごめんなさい」と謝罪した。

 これに対し、生駒は松村とその他のメンバーに「まっつん(松村)だけじゃなくて、他のメンバーにもいろいろ思わせちゃったなって。だから必ずこれをプラスにして行こうって決めたし、3年目も頑張って乃木坂を作っていこうと思った」と、号泣しながら固い決意を口にした。

 シングルリリースの度に売り上げをアップさせ、4月2日には『気づいたら片想い』の発売を控えている乃木坂46。公式ライバルであるAKB48と異なり、専用劇場を持たない彼女たちにとって『NOGIBINGO!2』は、彼女たち個々のキャラクターや心情を伝える貴重な機会となっていた。現在、勢いを増している彼女たちが今後、どのようなメディア戦略を展開するのか、改めて注視していきたい。
(文=編集部)

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