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テレビ出演は16年ぶり!  最終回直前『いいとも』に小沢健二がまさかの登場

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笑っていいとも!
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 3月31日の放送終了まで今日(3月19日)の回を含めて残り9回となった『笑っていいとも!』。いよいよラストスパートに入って、テレフォンショッキングのゲストもタモリと縁のある大物が目立ってきた。今日のゲストは同郷にして、親交の深い井上陽水。2人で恋愛にまつわる洒脱な会話を繰り広げた後、いつものようにタモリが「じゃあ、明日のゲストを紹介しましょう」と切り出す。デスク横のゲスト紹介のパネルに登場したのは、なんと、小沢健二! 「おぉ!」と驚きの声をあげるタモリ。対照的に、「あぁー」とちょっと薄めのリアクションの観客。井上陽水はいつものニヤニヤ顔。「もしもし、『笑っていいとも』です。小沢さんでいらっしゃいますか? タモリさんに代わります」といつも通りに淡々と仕事をこなす三田友梨佳アナ。いやいや、そこ、もっと緊張して声が震えるところだから!(と、26歳の三田アナに言っても仕方ないか……)

 小沢健二、16年半ぶり、4度目の『笑っていいとも!』テレフォンショッキング出演である。ちなみに最後にテレビに出たのは、1997年の『知ってるつもり?!』の淡谷のり子特集のスタジオコメンテイターだったから、そこから数えても丸16年ぶり。これを事件と言わずになんと言おう。

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3月20日の『笑っていいとも!』に出演する小沢健二

「小沢くん……」と感慨深そうに独り言を言いながら受話器を受け取ったタモリの第一声は「お久しぶりですね」。「お久しぶりです。今、楽しく見させていただいていました」とちょっと緊張気味の小沢健二。「いやっ、はぁー、お元気ですか? 今、アメリカでしょ?」と一応近年の小沢健二の消息を知っているらしいタモリに、「基本はアメリカで、あちこち、ほとんど16年くらい旅行しております」と小沢健二。「明日、大丈夫なんですか?」というタモリの問いかけに、「はい、是非うかがいます」。「お待ちしてます。よろしくお願いします」というタモリの二度目のフリにも、「はい」と一言。わざとなのか、単純に番組のお約束を忘れていたのか、最後まで小沢健二は「いいとも!」とは言わないのであった。

 テレフォンショッキングでのタモリと小沢健二のやり取りと言えば、作家の樋口毅宏氏が2009年のデビュー作『さらば雑司ヶ谷』の中でその会話を引用し、後に執筆したベストセラー『タモリ論』のきっかけとなったことでも有名。最後の出演となった1997年9月5日の回も、ほぼ尺のすべてを使ってタモリの目の前で3曲(「指さえも」「大人になれば」「ラブリー」)を弾き語りするなど、数々の伝説を残してきた。

 ちょうど今日3月19日は、レコード会社からリリースされる作品としては、アルバム『毎日の環境学』以来、8年ぶりとなる『我ら、時』(通常版)の発売日。2010年に突然の復活ツアー「ひふみよ」公演を開催し、その2年後に東京オペラシティで「東京の街が奏でる」公演を開催するなど、近年はレコード会社やメディアと距離を置いて、ほぼライブの現場だけで音楽活動を行っていた小沢健二。ここにきて突然メジャーのレコード会社から作品を再びリリースし、旧知のタモリの番組のフィナーレ直前に華を添えることにもなった小沢健二。はたして、これは本格的な音楽活動再開の前兆なのだろうか? 明日の『笑っていいとも!』は絶対に見逃せない!

■宇野維正
音楽・映画ジャーナリスト。音楽誌、映画誌、サッカー誌などの編集を経て独立。現在、「MUSICA」「クイック・ジャパン」「装苑」「GLOW」「BRUTUS」「ワールドサッカーダイジェスト」「ナタリー」など、各種メディアで執筆中。Twitter

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