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U2とライブ・ネイション契約締結が意味するもの 音楽ビジネスの主舞台は「興行」へ

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 人気ロックバンドU2がイベント興行会社ライブ・ネイションとマネジメント契約を締結した。これまで長年にわたってU2を支えてきたマネージャーであるポール・マクギネスはニューヨークタイムズの取材に対しマネジメント業務からの引退を発表。新たにU2のマネージャーには現在マドンナのマネージャー兼ビジネスパートナーとしてアルバム制作やツアー業務、ファンクラブの運営などに携わっているガイ・オセアリーが就任することが決定した。

 ライブ・ネイションとは2005年に設立された最大手のイベント興行会社。当初は世界各地でのコンサートを組織し、チケットや関連グッズの販売をビジネスとする一介の興行会社に過ぎなかったが、2007年にマドンナと10年間で1億2000万ドルの大型契約を締結。アルバム3枚分のリリースやライブツアーのマネジメント、アーティスト商品の販売、アーティスト名のライセンスなど「マドンナ」というアーティストにまつわるビジネスのほぼすべてに関わる包括契約を交わしたことが大きな話題となった。2009年にはアメリカでシェアの半数近くを握るチケット販売会社のチケットマスターと統合。いまやアメリカの音楽産業を牽引する巨大企業にまで成長している。

 今回ライブ・ネイションはU2のマネジメント会社であった「プリンシプル・マネジメント」を3000万ドルを超える金額で買収することでU2のマネジメント権利を獲得した。もともとライブ・ネイションとU2は2008年にツアーとグッズ販売で12年間の独占契約を結んでいたが、今回マネジメント権を含めた形で契約することで以後行われる世界ツアー関連の収益を最大化することが狙いとみられている。

     
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