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転換点はSMAP――ジャニーズのファッションはどう変化してきたか

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SMAPは、普段着をベースとしたファッションが特徴的だ。

 男性アイドルの中でも際立って特徴的なジャニーズの衣装。先日はが上半身が透けて見える「スケルトン衣装」を、また関ジャニ∞もふんどし姿でパフォーマンスを行ったことが話題となった(参照:「嵐スケルトン、関ジャニ∞ふんどし、セクゾサンタ…ジャニーズの珍衣装は“芸の修業”の一環!?」)。ここでは独創的な彼らのファッション、そのルーツと変遷をたどってみたい。

 ジャニーズの衣装で有名なのが、肩幅の2倍はありそうな肩パッド入りのディスコテイストなファッション。その起源は80年代のシブがき隊まで遡ることができる。当時はDCブランド全盛期、ドレスアップしたスーツでディスコへ通う若者が続出した時代。ミュージシャンの中でもこのようなスタイルが流行していた。ゴルチエの服をBOOWYが着ていたり、C-C-Bの衣装をアーストンボラージュの佐藤孝信が作っていたのは有名な話だ。ジャニーズもこの流れを汲んだ衣装を制作。流行りのDCブランドファッションにジャニーズの核であるミュージカルのテイストをふんだんに盛り込んだ結果、あの独特な衣装が生まれることになった。その後も少年隊や光GENJIが「王子様スタイル」を踏襲。ジャニーズアイドルのファッションとして広く定着することとなる。

 脈々と続いてきたジャニーズのディスコ風ドレスアップファッション。その中で異端児ともいえる、ある意味で転換期を作ったグループがいる。そう、誰もが知る国民的アイドルのSMAPだ。彼らは前述のようなきらびやかなものではなく、Tシャツにジーンズというストリート系のファッションでコンサートを行っている。なぜ彼らは自然体、普段着のような衣装でパフォーマンスを行うに至ったのか。実はデビュー当時はSMAPもディスコ風ファッションにドレスアップしていた時期がある。聖闘士星矢でミュージカルを行っていたのもそのひとつだ。しかし彼らは先輩アイドルと異なりその格好が受けなかった。要は売れなかったのだ。ファンがSMAPに求めた像、それは「手の届かない王子様」ではなく「身近でステキなお兄さん」だった。音楽家で批評家の大谷能生は以下のように分析している。「SMAPって歌と踊りも含めて、ステージでの具体的な能力は、歴代ジャニーズグループの中でもかなり低いレベルにあった。SMAPの良さはそういうところじゃないのはわかっているし、そういう意味で彼らがドレスダウンしたのは非常に画期的だった(大谷能生・速水健朗・矢野利裕「ジャニ研!」)」。SMAPは衣装や歌唱力、ダンスで勝負する代わりにトークやステージング、バラエティ番組で培ったステージングでファンを盛り上げることを選んだ。そしてその功績、とりわけステージ上でのバラエティ的な工夫は後輩へと受け継がれていくことになる。

     
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