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新星・大森靖子の台頭で改めて注目  “激情系シンガーソングライター”の系譜とキャリアを探る

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 リード曲「ミッドナイト清純異性交遊」のミュージックビデオに橋本愛や蒼波純が出演し話題となっている大森靖子のニューアルバム『絶対少女』が12月11日にリリースされた。 2012年のデビュー当時から「激情系シンガーソングライター」の新星として注目を浴びている彼女。本作は同ジャンルに分類される先輩ミュージシャン同様、激情系からはみ出し進化を遂げた彼女の姿を垣間見ることのできる作品だ。

大森靖子「ミッドナイト清純異性交遊」Music Video

 「激情系シンガーソングライター」という言葉の定義は曖昧だが、一般には「内向きな歌詞に魂を込めて叫ぶように歌う」ミュージシャンのことを指すことが多い。 初期の椎名林檎や間々田優、阿部真央、舞花あたりがその代表格だ。あるものは恋愛を歌い、あるものは社会の不条理を歌う。その形態はまちまちだが、共通するのは彼女たちが剥き出しの想いを荒々しく(飾らずに)歌として表現している点だろう。

 しかし先に述べた彼女たちも、デビュー当時の「激情系」一辺倒には収まらず、キャリアを重ねることでその音楽性に変化を見せる。「転向」というとやや大げさだが、その進化は大まかに2種類へ分類することができるだろう。ひとつは我が道を貫き、ややニッチな方向へと進んでいくもの。椎名林檎はデビュー直後から売れたメジャーなミュージシャンだったが、サードアルバムの『かるき 精液 栗ノ花』以降は、メジャー路線とは一線を画した音楽性の高い作品をリリースするようになる。東京事変やその後のソロ活動も耳の肥えた音楽ファンからは高く評価されたが、大衆的な音楽とはいいがたいものが多かった。

     
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