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マキシマム ザ ホルモン「予襲復讐TOUR」ライブレポート

極上ファンタジーから実話ナックルズへ…ホルモン×SEKAI NO OWARIの歴史的ライブを観た

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宇野維正
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開演早々、会場の新木場STUDIO COASTは興奮の坩堝と化した。(写真=浜野カズシ)

 9月の終わりから半年以上にわたって日本全国絨毯爆撃中のマキシマム ザ ホルモン「予襲復讐TOUR」も中盤戦。どんなにビッグになってもツアーでは「ハコはライブハウスのみ」「対バン形式」といった鉄壁のルールを頑なに守り続けているホルモン。12月3日、新木場STUDIO COASTでの対バン相手は前日のCLUB CITTA’川崎に続いてSEKAI NO OWARI。フロアはこのツアー最大規模の約3.000人でビッシリだったが、言うまでもなく、今この組み合わせなら余裕でこの10倍のキャパでも埋まるだろう。10倍以上のチケット争奪戦を勝ち抜いた先鋭たちが、普段のライブの10倍以上に暴れまくる。その凝縮された圧力鍋のような空間こそがホルモンの現場なのだ。

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 表面的な音楽性は水と油にも思えるSEKAI NO OWARIとホルモンだが、実はSEKAI NO OWARIのインディーズ初期、まだ4人が地元の自作ライブハウスCLUB EARTHでやっていた時代から、ダイスケはんは彼らのライブに通っていたという。ポップをハードコアに突き詰めたSEKAI NO OWARIと、ハードコアをポップに突き詰めたホルモン。入口も出口もまったく違えど、その表現の強度において両者は拮抗し得る存在。ホルモンのオーディエンスもそんな彼らを、ダイブ&モッシュの洗礼とともに笑顔で迎え入れる。対バン形式のライブに出演すること自体が今回初めて(!)というSEAKAI NO OWARI。「ソープランド」や「乳首相撲」といったSEKAI NO OWARIらしからぬワードが飛び交うなど、MCではすっかりホルモンに感化されながらも、最終的にはホルモンTシャツに埋め尽くされた真っ黒なフロアを、自分たちの色で完璧に染め上げてしまった。

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 続いて、桁外れの重低音と大量破壊兵器級のギターリフがハコ全体を揺るがす“予襲復讐”で幕を開けたホルモンのステージ。「極上のファンタジーの世界から『実話ナックルズ』の世界にようこそ!」。そんなナヲの的確すぎるMCを掛け声に、「maximum the hormone」「シミ」「便所サンダルダンス」とキラーチューンの応酬が始まる。完全にリミッターが外れた阿鼻叫喚の風景が、ステージ上とフロアで繰り広げられていく。

     
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