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フジテレビ「音組」の制作力 FNS歌謡祭に結実した「コラボ」と「生重視」の歴史とは

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 瞬間最高視聴率23.4%、平均視聴率18.8%という驚異的な数字を叩き出した今年のFNS歌謡祭。華原朋美小室哲哉の15年ぶりとなる共演をはじめとするミュージシャン同士の豪華コラボレーションが大きな話題を呼んだ。この番組を制作したのはフジテレビバラエティ制作センターの音楽番組制作チーム、通称「音組」。現在のFNS歌謡祭のスタイルには、これまで数多の音楽番組を手がけてきた「音組」の歴史をみることができる。

「音組」を率いるのはきくち伸ジェネラルプロデューサー。『夜のヒットスタジオ』でキャリアをスタートしたきくち氏は『オールナイトフジ』のディレクターや『MJ-MUSIC JOURNAL-』のアシスタントプロデューサーなどを経て、1994年に『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』を立ち上げ。ダウンタウンというお笑いの第一線で活躍する二人を司会に据えたトーク中心の番組構成は当時のテレビ界で画期的な発明品となり、『HEY!HEY!HEY!』を模倣したスタイルの音楽番組が続出することになった。今振り返ってみると「ミュージシャン」と「お笑い」という異色のコラボレーションを成功させたことが、後に「音組」の制作する番組-コラボレーションの妙を売りにした番組作りの礎となっていると考えられる。

 1996年にはKinKi Kidsを迎え『LOVE LOVEあいしてる』をスタート。吉田拓郎や篠原ともえ、坂崎幸之助、ブラザー・トムという出演者の顔ぶれも話題となったが、この番組の目玉は何といってもハウスバンドによる生演奏ライブ。当て振りの音楽番組が全盛のなか、一流ミュージシャンを揃えた『LOVE LOVE ALL STARS』によるライブは音楽ファンの注目を集めた。この番組でハウスバンドの中心担ったのが作曲家・音楽監督である武部聡志氏。武部氏はその後も「音組」が手がける音楽番組の舞台監督を手がけるようになり、「音組」のキーマンとして活躍するようになる。

     
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