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乃木坂46、Negicco、でんぱ組.inc……2013年の“アイドル名盤”を振り返る

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 2013年も残すところ残り数時間。ラジオからは「幸せな結末」が流れている。アイドルソングにも多大な影響を残した日本のポップミュージックの巨星の死という、受け入れ難い悲報の中でこの連載を執筆している。

 今年7月から始まったこの連載。現在進行形のアイドルシーンをリアルタイムで追いながら、アイドルの未来への可能性の光を追い求め続けていた。今年最後のこの連載。音楽サイトとしての原点に立ち返り、アイドルポップの2013年を振り返ってみたいと思う。今回焦点を当てるのは“アルバム”。握手会やサイン会などで接触するイベントによって、売上を増やしてきたアイドルのCD販売において、アルバムは一枚あたりの単価が上がってしまい、総売上的にはシングルCDと比べると落ちる傾向にある。そんな中でも、アルバムを作品としてリリースすることに大きな意味を感じ、2013年に世に送り出された素晴らしい作品を、2013年の総括として数枚紹介させて頂き、アイドルポップの真髄をもう一度再確認して行こうと思う。

 まずは各所でも名作と誉高いNegicco『Melody Palette』。結成十周年目にして、初のオリジナル・アルバム。Negiccoと長きに渡り共に歩んできたプロデューサーのconnie氏が、本作でもトータルプロデュースを担当。渋谷系に憧れながら育った彼が、彼の中にある渋谷系像を西寺郷太氏、吉田哲人氏、長谷泰宏氏らと共謀しながら具現化し、現在進行形で見事に作り上げた傑作アルバムだ。そんな中に、リアルな渋谷系時代を生きた小西康陽氏が「アイドルばかり聴かないで!」という、本気か冗談か幻惑の楽曲で、外野からは魅力的ながら不思議な世界だった渋谷系へと誘っている。

 西寺氏と言えば、トータルプロデュースを担当した、bump,yのファーストアルバム『pinpoint』も忘れてはならない。80年代のジャニーズが持ち合わせていたような、ストレートなポップスでありながらも、どこか暗さや憂いを感じるサウンド。それを蘇らせた楽曲の数々と、桜庭みなみや高月彩良ら端正な美少女が故に兼ね備えている影のような部分と相まって、非常に美しい作品となっている。

      

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