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山口真木のアイドル辛口批評

2013年のアイドル総決算 「千年にひとりの逸材」は橋本環奈よりも平祐奈だ!?

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おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!
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 2013年の女子アイドル界を振り返りまして、今年最後の原稿とさせていただきたいと思います。

 AKBグループの天下に、公式ライバルである乃木坂46が台頭、ももいろクローバーZの隆盛、アーティストとしてグレードアップしたPerfumeはもはや別の領域へ……という構造は変わらず。そこへモーニング娘。、Berryz工房、℃-uteといったハロー!プロジェクト勢の反撃が激しくなってきた、というのが2013年アイドル・シーンの大局だったのではないでしょうか。また、これらの勢力を追走するアイドリング!!!やSUPER☆GiRLS、東京女子流などが新規のシェアを獲得できず、やや失速した感を受けます。

 一方で、もっとも勢力を伸ばしたのは、BABYMETALでんぱ組.incではないでしょうか。どちらのグループもこのサイトに何度も登場しているので説明不要でしょう。共通していることは、コンセプトを明確にし、美質な楽曲を作り、またルックス的にも「アイドル」と呼ばれるにふさわしい崇高さを備えたメンバーがフロントに立っていることです。

 これらに続けとばかりに先鋭的なコンセプトで勝負に出たグループがアイドル・シーンを支えました。これはもう枚挙に暇がありませんが、常にスキャンダラスな手法で「アイドルの価値」を見つめ直すBiSの過激なスタンス、本格的なラップでクラブ・ミュージックとアイドル・ポップスを接近させたライムベリーなどは来年のさらなるブレイクが期待されます。

 また、70年代のジャーマン・プログレを想起させるような長尺のミニマル・トラックをリリースして「ももクロ×ビースティー・ボーイズ」と形容される、ゆるめるモ!。難解な変拍子を駆使して「現代音楽ポップ」と呼ばれる、いずこねこ。70’sシティポップから80’sニューウエーヴのテイストを驚異的なクオリティで蘇生させるEspecia(エスペシア)。これらのユニットの冒険心、実験精神も括目すべき成果がありました。偶然ですが、いずれも名前が5文字で、まるで80年代の日本のパンクバンド(ハナタラシ、あぶらだこ、ばちかぶり、ほぶらきん……)のようです。5文字ユニット特有の熱い革新性! などと書くのはこじつけが過ぎるでしょうか。

      

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