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石井恵梨子のチャート一刀両断!

アヴリルはまだデコりが足りない!? 洋楽優勢のアルバムチャートを斬る

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石井恵梨子
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2013年11月12日~18日のCDアルバム週間ランキング

1位:GENERATIONS from EXILE TRIBE
2位:アート・ポップ(レディー・ガガ)
3位:オン・エア~ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2(ザ・ビートルズ)
4位:アヴリル・ラヴィーン(アヴリル・ラヴィーン)
5位:浮き名(椎名林檎)
6位:蜜月抄(椎名林檎)
7位:gene(Pay money To my Pain)
8位:LOVE(嵐)
9位:NEW(ポール・マッカートニー)
10位:ROCK(木村カエラ)

 男性アーティストと女性アーティストが半分ずつ。うち、男性はみなグループやバンド所属(ポール・マッカートニーは今も一応8位のグループ内と考えさせてもらいます!)、女性はみな個性派ソロ・アーティストで、簡単に真似できない音楽性やファッションが魅力。男性から見れば「そりゃ美人だけど、萌えない、付き合える気がしない」と尻込みするタイプであろう。

 ドアップのジャケが強烈なアヴリル・ラヴィーンだが、肝心の内容が……なんというか、一体どこに向かっているのかよくわからない印象だ。起爆剤としてマリリン・マンソンと共演した曲も想定内だし、「カワイイ」を連呼した親日ソングも微妙。きゃりぱみゅのいる我が国に、アヴリルの「カワイイ」はまだまだまだデコりが足りない。結局この人は、ダンナ(ニッケルバック)と共演したカントリー・ロックみたいなバラードに落ち着いていくのだろうか。いろいろトガッてみたけど結局カントリーが好きよ、みたいな。一番つまんない結論だなぁ。

 いろいろやるけど結局こういうのが好き、という出自に戻るのであれば、カエラのそれは「コラボ人選」と「選曲」の新鮮味があり、オリジナルよりも語るべきところが多いくらいだ。ガールズロックのアイコンという肩書を外してみれば、カエラもアヴリルも「透明感のある声を持つ、歌の上手な女の子」なのだが、80’sの徒花といえるエレポップが大好きという奇特(失礼!)な趣味が、カエラの最も強い武器なのかもしれない。至極まっとうなカバー集なのにまったく保守的に聴こえないというのも珍しい。

     
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