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AKB48とマイリー・サイラス――日本と海外のアイドルは何が違うのか?

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 日本の音楽シーンを席巻するアイドル文化。一部のコアなファンが支えていたというのは過去の話であり、いまやテレビでAKB48ももクロ、ジャニーズの姿を見ない日はないくらい、すっかり人気は定着した。では果たして、彼ら彼女らのようなアイドルは海外に存在するのだろうか?

 先に結論を述べてしまおう。海外には日本のようなアイドル文化が存在しない。では海外にアイドルは存在しないのか。いや、バックストリート・ボーイズやディスティニーチャイルドはアイドルとしてデビューしたし、最近ではジャスティン・ビーバーやマイリー・サイラスなどがそう。アメリカン・アイドルというオーディション番組が人気を博し、そこから新たなアイドルが誕生しているのは周知の事実である。しかし彼ら彼女らを日本の「アイドル」の枠組みで語るのには違和感がある。ミュージシャンやアーティスト、ディーヴァといった方がしっくりくるだろう。

 海外のアイドルと日本のアイドルに違いをもたらしているものは何か? それは受け手(ファン)の「愉しみ方」にある。よく海外のアイドルは日本に比べ歌唱力がある、ダンスが上手いなどミュージシャン・アーティストとしての完成度の高さが言われるが、それは消費者が彼ら彼女らを「パッケージ」として楽しんでいるからに他ならない。Youtubeで発掘されて火が付いた前述のジャスティン・ビーバーはシングル『BOYFRIEND』により世界32カ国のiTunes Storeで1位を獲得。1位を獲得した国数が史上最多のシングルとして記録を作った。またマイリー・サイラスの「We Can't Stop」はそのジャスティン・ビーバーが保有していたYoutubeの再生回数記録を更新し、最初の24時間で約1070万回の再生数を作って話題となった。海外ではアイドルをパッケージ化されたエンターテイメントとして楽しむ。その際、アイドルに求められるのは容姿やスタイル、歌唱力など、目に見える形のアーティスト性であり、その完成度の高さである。

     
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