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日本語ラップの改革者KREVA 彼に寄せられる批判に妥当性はあるか?

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20130906kreva.jpgKREVA『BESHI』ポニーキャニオン

 9月8日、昨年に引き続きKREVA主催の『908FES』がさいたまスーパーアリーナで行われる。いま、日本の音楽シーン全体の中で、最も“売れている”といえる日本語ラッパーのKREVAだが、その反面、日本語ラップシーン内では、彼に対する批判も渦巻いている。なぜ KREVAは、ここまで矢面に立たされるのだろうか?

 2001年にKICK THE CAN CREWとしてメジャーデビューしたことで一躍有名になったKREVAだが、シーンに登場したのは97年。BY PHAR THE DOPESTのMCとしてアナログデビューした。

「当時、そのラップスキルの卓越さに舌を巻いた関係者は多かったようです。HIPHOPの大ネタである『Sucker MC’s』をトラックにした『伝道師(Bonusver)』はクラシックの出来栄えでしたし、他の日本語ラッ プグループと比べても、決して遜色なかった。ラッパーが頭の回転とボギャブラリーで勝負する、フリースタイルの最高峰の大会だった『B-BOY PARK MC BATTLE』で三連覇という快挙を成し遂げましたし、シーンを牽引する若手の一人という扱いでした。当時はKREVAさんに対する批判は見当たらなかった」(hiphopjournal編集部)

 確かに、KREVAに対する批判が聞こえてくるようになったのは、KICK THE CAN CREWを結成してからである。

「04年くらいから、日本語ラップ人気に陰りが見え始め、ライブの集客は減り、ギャラは下降気味になりました。当時は3ケタ近いギャラで呼んでいたラッパーたちが、2ケタ弱で呼べるようになった。CDも売れなくなり、07年には完全に日本語ラップバブルが崩壊しました。そんな中で、日本人に合った音と日本語ラップの世界観をミックスしたKREVAさんは生き残った。ただ、いわゆる今までの日本語ラップの音や歌詞とは違うわけです。それに嫌悪感を持ったラッパーが批判し、彼らのファンがそれを支持した。音楽は宗教に近いところがあり、盲目的な部分もあります。だから、たとえばKREVAさんが批判を返せば、今度は逆の状態になったのではないでしょうか。

 そして、KICK THE CAN CREWやKREVA批判が高まった時期に、インターネットも普及しました。ネットに書き込むのは、主に感情的になったアンチの人たち。ところが、KREVAファンは特になにも書き込まない。KREVAさん自身も批判をスルーして、なにも書き込まない。そのような経緯でKREVA批判が野放しにされてきた背景もあり、KREVA批判は高まったのかもしれません。それがオルタナティヴな批判であれば、議論として成り立つのですが、KREVA批判はアバウトな部分がある。そのアバウトが悪いというわけではなくて、音楽だから是々非々あるのが普通。好き嫌いの話だと思います。それくらいに受け止めれば、問題ないのではないでしょうか」(hiphopjournal編集部)

      

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