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AKB、ももクロ、乃木坂も...アイドルの"アニメコスプレ"は炎上マーケティングの一環か

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 空前のアイドルブームと言われる昨今だが、同じくオタクカルチャーの代表格である"コスプレ"とは、あまり相性がよくないようだ。

 AKB48の島崎遥香は、7月7日に放送された「AKB映像センター」でアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の人気キャラクター、惣流・アスカ・ラングレーのアニメイク(コスプレ)を披露。ネット上では「ひど過ぎてワロタwww」「想像以上にやばかった」と物議を醸した。ももいろクローバーZが「セーラームーン20周年記念」でコスプレを披露したときも、ネット上では「等身がおかしい」「中途半端なコスプレは不快」などと、炎上気味のコメントが殺到。ほかにも、AKB48の「銀魂」コスプレや、SKE48松井玲奈と乃木坂46生駒里奈による「魔法少女まどか☆マギカ」など、ネット上で物議を醸した事例は、枚挙にいとまがない。

 これらの炎上のコメントを観察していると、否定的なコメントにはある一定のパターンがあることがわかる。

●その1:原作者のファンがクレームを付けている。

●その2:非現実的なメイクが、明らかに似合っていない。

●その3:アイドル自体がその作品・キャラクターのファンではなく、コアなコスプレイヤーの怒りを買っている。

 細かいことを指摘するとキリがないが、ほとんどのクレームはこの三つのパターンに集約される。実際にこれらの条件をクリアしている場合、炎上を免れる場合も多い。最近では、乃木坂46生駒里奈による鹿目まどかコスプレは、生駒が原作のファンであったうえ、コスプレのクオリティも高かったことから、否定的なコメントは比較的少なかった。

 ミドル級アイドルグループとして注目されるでんぱ組.incは、全員がコアなオタクを公言しているが、これは見方によってはある種の炎上対策と言えるだろう。中川翔子のコスプレも最近はあまり叩かれなくなったが、これも彼女自身がズブのオタクだからではないだろうか。大切なのは、アイドルオタクとアニメオタクが求めているものが、そもそも異なっているということを自覚した上で、真摯に作品と向き合うことなのかもしれない。

 とはいえ、秋元康氏が「アンチが多いほど、エンターテイメントは広がる」と公言しているとおり、アイドル産業には"炎上マーケティング"がつきもの。コスプレは炎上しがちな演出だからこそ、注目を集めるチャンスにもなっているのが実情だろう。

 音楽業界の中でも特にブランディングが重視されるアイドル界において、諸刃の剣になりうる"コスプレマーケティング"。その成否は、コスプレとなる対象キャラクターへの理解度次第という面もありそうだ。
(文=マツタヒロノリ)

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